尾道に「未来心の丘」という所があります。
それは一体どこにあるのかな?
実は、私は尾道在住約40年にもなるのに、ぜーんぜん知りませんでした~~m(__)m(汗)噂によると、スケールが大きくてとにかく目新しく他所にはない凄い所なんです!
これはどんな所か調べてみる価値あり♪ と思い、「未来心の丘」の事はもちろん、アクセスの方法から場所まで調べてみました。
それでは一緒に見ていきましょう(^^)/
尾道にある未来心の丘って何?
正式名称は「未来の丘」ではなく、「未来心の丘」と言います。

引用元 http://www.kousanji.or.jp なんだか日本じゃないみたいですよね(^^)
尾道市瀬戸田町にある「耕三寺」が芸術活動の一環として、5,000平方メートルの広さに白い巨大な大理石の彫刻庭園なんですよ! …と言ってもどれくらいの広さなんだ!? ピンと来ないので、計算しましたよ~~(^^)/
5,000平方メートルといえば、6レーンある25mプールがおよそ16個分、と言った所でしょうか! 耕三寺には、まだそんな広い敷地があったなんて…それもまた驚きです。
製作者は世界を舞台に活躍されている彫刻家、杭谷一東(くえたにいっとう) 氏で、ヴァチカン宮殿等の製作にも携わっており、様々な製作部門で金賞もしくは大賞受賞をしている凄い方です!
そして未来心の丘制作において2005年には、THE MARBLE ARCHITECTURAL AWARDS 2005(マーブル・アーキテクチュアル・アワード2005)の、アーバンランドスケイプ(都市景観)部門で大賞(1st Prize)受賞しています。
「未来心の丘」は世界最大規模の大理石彫刻庭園として高い評価を得ています。
そしてここに使用されている全ての大理石は、杭谷氏のアトリエ(仕事場)があるイタリア・カッラーラで採掘し、コンテナ船で運んできているんです。すごいこだわりですよね!
それでは、未来心の丘がある「耕三寺」とはどんな所なのでしょう。
そして、こちらの記事作成後に実際に行ってきましたので、次の記事も参考にしてみてください♪
尾道、未来心の丘の入館料金はいくら?無料駐車場はあるの?実際に行ってきた感想です♪
耕三寺とは
もともと「耕三寺」は浄土真宗本願寺派の寺院で、山号を潮聲山、寺号を耕三寺といいます。
現在地は、広島県尾道市瀬戸田町にあります。

引用元 hiroshima-kankou.com 孝養門(原作は日光東照宮陽明門)
大阪で会社を営んでいた技術者で実業家の耕三寺耕三(金本福松から改名)が母親の死後、母への報恩感謝の意を込めて自ら僧籍に入り、母の故郷である瀬戸田にその菩提寺として昭和10年より生涯を掛けて(昭和45年、78歳で永眠)建立したものです。
世の中のすべてのお母様に感謝の意を表すための「母の寺」としても親しまれているお寺でもあります。そして耕三寺耕三は「寺を褒めてもらう事よりも、参拝者自身のお母さんを仏様のようにほめ讃えてもらいたい。」と言われていたようです。
現在はお寺と言うよりは、耕三寺博物館として、耕三寺家の美術コレクションを公開するため昭和28年に国の登録博物館として開館したということです。
実業家としての実力もあり地域に多大な貢献をしてきた傍ら、お母さんのためにあれだけの建築物を造られるなんて、お母さんから相当の深い愛情で育てられたのでしょうね!
では、耕三寺、未来心の丘まではどのように行けばよいのでしょうか?
未来心の丘への3つのアクセス
旧尾道市内から未来心の丘(耕三寺)までのアクセスは、尾道市本土から、しまなみ海道経由で三つ目の生口島という島にあります。
交通手段としては、自動車、バス、フェリーのパターンがあります。
自動車の場合
山陽自動車道より
- 尾道IC → 一般道 → 尾道バイパス → 西瀬戸尾道IC → 生口島北IC → 一般道 → 耕三寺(約50分)
- 福山西IC → 尾道バイパス → 西瀬戸尾道IC → 生口島北IC → 一般道 → 耕三寺(約40分)
※生口島北ICより耕三寺までは約10分
生口島に入れば、道路標識に「耕三寺」の案内が要所にあるので、わかりやすいですよ。
バスの場合
山陽本線JR尾道駅前 7番乗り場より
- (直行便)おのみちバス利用 耕三寺行き 所要時間1時間3分 料金1,010円
- (乗り換え)おのみちバス [因島線] 土生港前行 → 金山(因島) 所要時間40分 料金870円
- 金山 → 本四バス 内海造船経由瀬戸田港行(西回り) → 耕三寺 所要時間23分 料金470円
- (乗り換え)おのみちバス [因島線] 土生港前行 → 向島 所要時間21分 料金380円
- 向島 → おのみちバス [瀬戸田線] 瀬戸田港行 → 耕三寺 所要時間30分 料金740円
直行便が、時間も短く料金もお安く行けますね。乗り換え便の場合は、耕三寺行き以外のバスも来るので乗り間違えないようにしましょう。
フェリーの場合
尾道港(山陽本線JR尾道駅より徒歩3分)より瀬戸内クルージング(フェリー)で
- 瀬戸田港行き 普通船約40分 料金1,200円 → 徒歩10分 → 耕三寺
港より歩きますが、運行本数が多いのでバスより便利かもしれませんね!
お勧めのアクセスはこれ!
ご自分のタイミングで訪れられるのは、やはり自動車で行くのが良いですね!
ちなみに、西瀬戸自動車道(瀬戸内しまなみ海道)の通行料金は、ETC普通車の料金(休日)尾道 → 生口島北 までで、620円です。 家族などのグループで出掛けるなら断然、早くて経済的♪
遠方からJR等で尾道に来られた場合、瀬戸内の景色も間近で感じてもらいつつ便数が多いフェリーがお勧めですね♪ 尾道駅から尾道港まで近いですし、車やバスと違って海の上は渋滞がないので時間が読みやすいと思いますよ。
まとめ
もともと瀬戸田には名所となるものが無く、耕三寺耕三のお母さんの故郷ということもあり、慈母心と地域貢献の意味も含めて耕三寺が建設され、現在では博物館として瀬戸田町の名所となっています。
- 尾道にある未来心の丘って何?
- 世界最大規模の大理石彫刻庭園として構想から5年、着工から12年の歳月をかけて制作しています
- 耕三寺とは
- 日光東照宮陽明門を模していて、別名「西の日光」と呼ばれています
- 他にも京都宇治平等院鳳凰堂、京都法界寺の阿弥陀堂、滋賀県大津(近江)国宝石山寺の多宝塔、奈良法隆寺の夢殿などを模写した建物が敷地内に並び壮観です!!
- 未来心の丘への場所も含め3つのアクセス
- 生口島の北西部にあります
- 自動車、バス、フェリーを利用されると良いでしょう
- バス、フェリー共にリンクで時刻表など確認下さいね
- 私のお勧めはフェリーか自動車です(^^)
私が以前、耕三寺に行った時にはまだ「未来心の丘」はなかったです(^_^;)
耕三寺は登録有形文化財に指定されているし、未来心の丘も芸術的価値が高いので子供たちを連れて行きたい!と切に思いました。夏休みにでも出掛けてみようかな~♪ アクセスは自家用車で行く予定です。
何と言っても、お母さんに対する孝行心から始まったこのお寺作り。その動機に心が洗われるようです。
尾道、未来心の丘に行ってきました~♪入館料金はいくら?無料駐車場はあるの?
こちらの記事も参考にしてみてくださいね♪